高知県「パトカーが衝突、警官を書類送検」平成28年12月28日
高知県のニュースです。
高知県の香南市の交差点において,高知県の南国署に所属している警察官が運転しているパトカーが、一般車両と衝突した、というニュースが入っています。
一般車両には、助手席に女性が同乗していたのですが、肋骨などを折る重傷となった、とのことです。
高知県警察は、パトカーを運転していた巡査部長を自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、書類送検した、とのことでした。
弁護士のコメント
警察はパトカーという緊急車両を運転しています。
交通事故を取り締まる立場である警察が交通事故を起こしてしまった、ということで、
「あってはならない事故」
ということで、注目されています。
もちろん、交通事故が発生しないように注意するべきであることは当然ですが、
実際には、警察の方も、交通事故を起こしてしまうことがある、ということが現実です。
交通事故は、誰もが「起こしてはならない」と考えているにもかかわらず、
結果的に起こしてしまうことがある、ということです。
ぜひ、今回の事故を、なぜ起こしてしまったのか、ということをきちんと検証して、
今後の警察における車両の運転の反省材料としてほしいと思います。
文責 弁護士 吉田 泰郎