香川/「子供がはねられ死亡・坂出」平成29年2月22日
平成29年2月21日午後8時35分ころに発生した事故です。
香川県坂出市文京町2の県道にて、道路を歩いて横断していた幼児が、車道を走行していきた10トントラックにはねられたとのことです。
幼児はトラックにはねられた結果、頭を強く打ち、まもなく死亡したとのことです。
坂出市は、瀬戸大橋が近いこともあり、大きなトラックがひんぱんに通行している地域です。
住宅街と、工業地帯が近い場所にあることから、しばしば、大型トラックによる交通事故がよく発生する地域です。
事件の関係者からの通報によって駆けつけた坂出警察署の職員が、トラックを運転していた運送会社従業員を現行犯逮捕し、取調べをおこなっている、とのことです。
弁護士のコメント
交通事故が発生した場合には、過失割合が問題となることがあります。
今回の交通事故のように、被害者が幼児の場合には、自動車の運転者には
「幼児が道路に飛び出してくる可能性があることを十分に注意しながら運転しなければならない」
という注意義務が認められます。
したがって、トラック運転手には、通常よりも厳しい注意義務が必要だと判断される可能性が高いと思われます。
とくに、10トントラックのような大型のトラックの場合には、衝突すれば、人間や軽自動車を簡単に押しつぶしてしまいますから、まして高い注意義務が必要とされることになります。
文責 弁護士 吉田 泰郎